あらすじ
S級勇者パーティー「暁の光」。
その片隅で、俺、ジンは“経験値泥棒”と呼ばれていた。
敵を倒して得た経験値を、なぜか俺は全て吸収してしまう。そのくせ、俺自身のレベルは一向に上がらない。
「お前はパーティーの成長を阻害する“寄生虫”だ!もう顔も見たくない!」
仲間たちの冷たい視線の中、俺はパーティーから追放された。
――だが、彼らは知らなかったのだ。俺の本当のスキルを。
俺のスキル【経験値譲渡(ギフト・アンド・テイク)】は、得た経験値を仲間に分け与えることができる。その代わり、分け与えた相手の“スキル”や“ステータス”の一部を、ごく僅かだが**“永続的に奪い、自分のものにする”**という、悪魔の御業だったのだ。
俺のレベルが上がらなかったのは、全ての経験値を仲間の強化と、彼らの才能を“奪う”ために使っていたから。
これは、無能と蔑まれた男が、最強の投資家(タレントイーター)として、才能の原石を見つけては“育成(投資)”し、その見返り(リターン)として万能の力を手に入れ、いつしか世界最強のパーティーを裏側から創り上げてしまう物語。