あらすじ

アイゼンシュタット王国の第三王子として生まれたマリウス。兄たちに何かあった時の保険として退屈な日々を送っていた。アイゼンシュタットでは地位が高いものは戦わない。そんなことは当たり前だと思っていた。 しかし、ある日外交担当としてハイデルベルク王国からやってきたロイス・オスヴァルトは戦士のような屈強な体格をしていた。彼を一目見て彼を目指すと決めたマリウスは、剣を取る。 ──それなのに運命は二人を敵同士にした。 ※以下コンテスト用のあらすじのためネタバレ含みます。  白や衣服や装飾品にいたるまで白を好むアイゼンシュタット王国の第三王子として生まれたマリウス。兄二人に何かあった時のための保険として勉強の日々を送っていた。しかし兄二人がどちらも倒れるとは思えない。勉強に意味を見出せず退屈な日々を過ごしていた。  唯一の楽しみは魔道具を見ること。夜に一人で眠れない時、祖母がくれた音楽が流れる魔道具に触れてから魔道具が好きだった。誰かが喜ぶものを作りたい。そんな思いを密かに抱いていた。  マリウスが十二歳になったある日、隣国ハイデルベルク王国から外交担当としてロイス・オスヴァルトがやって来た。彼を見て衝撃を受ける。彼は屈強な騎士のような体格をしていた。  アイゼンシュタット王国では、王侯貴族は戦うことはなく守られる存在。剣は持つものではなく飾るものだった。マリウスはロイスに憧れ、周りの反対を押し切って文武両道を掲げ励むことに。  時は流れ両国との間に些細な誤解があり戦争の瀬戸際に立たされた。王である父から「お前が大将だ」と告げられたマリウス。  憧れのロイスがいる国とは戦いたくないと反対するも、戦争を止めることができず戦場へ行くことに。  対峙する敵陣に憧れのロイスを見つけたマリウスは周りの静止を振り切り単身で敵陣に乗り込んだ。敵同士として再会する二人。この戦争は止めなければならないと意見は一致し、固い握手を交わす。この再会は二人の運命を変えることとなる。  二人の再会により両国に平和は戻り、両国の関係を繋ぐため二人の結婚の話が持ち上がる。憧れのロイスとの結婚に胸を高鳴らせるマリウス。  一方ロイスは、まだ不安定な両国の関係が持ち直すまでの結婚であり、数年後にはマリウスを国に帰すことを決意。マリウスには決して手を出さず守り抜くと一人誓いを立てた。  婚姻関係を結んだとはいえ、マリウスは人質と同じ立場。どのような扱いをしていいのか迷うロイス。  一方マリウスは政略結婚がきっかけであっても、互いに歩み寄れば仲睦まじい夫夫になれると信じ、ロイスに笑顔を向ける。  夫夫関係が良好であることを見せるため、公の場では仲睦まじく振る舞う必要がある二人。マリウスの憧れはいつしか恋に変わっていく。  しかしロイスは己への誓いを頑なに守り、マリウスと距離を置く。歩み寄りたいマリウスと、惹かれていることを自覚しながら必死に耐えるロイス。  異なる考えや立場の違いから、すれ違い誤解をすることもある。しかしお互いを尊敬し尊重し、歩み寄ることで絆を深める。  国と平和、二人に重くのしかかる責任。そして自らの想いと相手を守りたい気持ちの間で揺れる、元敵同士の王子と将軍の物語。

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カクヨム
カクヨム2025/10/02
  • 現在の作品【BL】第三王子は敵国の将軍に嫁ぎたい