あらすじ
【注意⚠️ネタバレあり】
バイト帰りにコンビニから出たところ、異世界に召喚された片桐隼人。
召喚の間にいたフィヤード王国の王子と取り巻きに「聖女様」と言われ男だと説明すると、場に衝撃が走る。
その場にいた金髪碧眼美形騎士レオ・フェネオンが奥に本物の聖女がいると伝えると、彼らの態度が一変。
「聖女は二人いらない」と、聖女の護衛騎士になる予定だったレオと共に国外追放されしまう。
ずっとドッキリだと信じていた隼人は、コンビニで購入したインスタント焼きそばが食べたくてうずうず。しかしレオに促され、城の外に出ることに。すると出迎えたのは三つの月。更に恐ろしい魔物に襲われ、ようやくここが異世界であると認める。
レオによれば、あの聖女は偽物。真の聖女の隼人を助ける計画の一環だった。見つかれば聖女の力を搾取される為、計画がバレる前に逃げることに。
この世界の神話によれば、アルファである『光の力を持つ者』とオメガである『聖なる力を持つ者』の内、聖女の隼人はオメガ。
浄化できるオメガを独り占めし、他国を魔物の脅威に晒し続けるフィヤード王国から聖女召喚の方法を入手する為に送り込まれたスパイが、隣国出身のレオだった。
隣国に行けば、魔物浄化後に隣国の召喚陣から日本に戻れるかもと、隣国を目指す二人。
カモフラージュの為隼人と恋人設定になったレオは、優しかった。移動は基本恋人繋ぎ。寝る時は腕枕をされ、風呂までついて来られるほどの徹底ぶりだ。
レオに守られる内に、彼の誠実で真面目な為人を好ましく思い始める隼人。せめて足手まといから脱したいと、洗濯やほつれの補修などレオが苦手なことを請け負っていく。少しずつ自信がつき、レオとの距離も縮まっていった。
隼人は両親を事故で亡くし、親戚との仲もよくない。その為、レオといられるならこの世界に残りたいと考え始めた。と同時にレオから額にキスをされ、レオへの恋心を自覚する。
国境近くの町で白馬の男を見たレオは、突然隼人を連れて森の奥に逃げる。そこで明かされたのは、レオの裏切り行為だった。レオは隣国の王子で妾の子。王位継承権はなく、母と二人離宮で暮らしていた。苛烈な国王から母を連れて逃げようとしたが、異母兄に捕まりスパイとなったのだ。
レオは当初、隼人を兄に引き渡す代わりに人質の母を引き渡してもらう算段でいた。
だが、実は隼人はレオのオメガ。隼人を兄に渡したくないレオは、隼人に愛していると懺悔と共に告げる。レオの愛と謝罪を受け入れると、二人で焼きそばを食べ仲を深めた。
しかし二人の前に兄が立ちはだかり、レオは負傷。隼人が浄化の光で目眩ましをして逃げた。
治癒を施し、導かれるように向かった集落。そこで出会った老人は、神話に出てきた大賢者だった。大賢者は自身の後悔を吐露する。隼人とレオに励まされ、偽聖女が産んだ厄災を倒しに共に向かうことに。番となった二人は見事厄災を倒し、世界を浄化する新たな旅路についたのだった。