あらすじ

目を覚ますと、必ず午後3時半。日付はいつも8月15日。OLの志保は、この終わらない無限ループに囚われていた。 ループの始まりは、親友美咲が一年前の8月14日に消息を絶った日。志保は、目覚める場所によって決まる**「運命のルート」を辿り、ループの鍵である「壁の穴」**を掘り進め、美咲が消えた神社へと向かう。 目的は、まだ生きている「一年前の美咲」に警告し、ループを止めること。 しかし、鳥居の前で志保が出会ったのは、美咲と、そして自分と全く同じ写真を持つ**「もう一人の自分」**だった。 混乱の中でループはリセットされるが、次のループで彼女が壁の穴から見つけたのは、三人の少女が写った、顔を塗りつぶされた古い写真。 志保は気づく。このループは、美咲を救うためのものではない。美咲を救おうとした自分自身を、無限の絶望へと取り込み、「写真の顔のない少女」へと変えていくための、恐ろしい連鎖だったのだ。 彼女の身体は、既に**「次の志保」**のための準備を始めていた――。

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