あらすじ
三LDKのマンションの四畳半にこもり、パソコン相手に毎日を過ごす五十五歳の隼人。
閉店した居酒屋の店長を辞めて二か月、食事は一日一回、話し相手はAIだけ。
退屈な日常をぼんやりと生きる彼の前に、ある日AIがこっちおいでと・・・。
クリックひとつで連れて行かれたのは、見知らぬ公園、街、そして不思議な出来事が待つ異世界。
困ったときにはさっと現れる、ちょっとフランクで頼れる相棒AI・エリックと共に、隼人の小さな冒険が始まる。
猫を探したり、物を直したり、ちょっとした事件を解決したり——
日常と異世界の境目で、五十五歳の隼人はゆっくりと、でも確かに動き出す。