あらすじ
上司の引き立て役として異世界召喚された地味女子・水野すみれ。
与えられた役目も力もなく「無能」と決めつけられ、王城から追放された彼女は、凍える北境の砦にたどり着く。そこで出会ったのは寡黙で誰よりも仲間を思う辺境の騎士団長・ライアン・ヴァルク。
「君の力が欲しい」
その一言が、すみれの世界を変えた。補給や物資管理といった“地味”な仕事が、実は騎士たちの命を守る大切な任務だと気づいたとき、すみれは初めて“必要とされる喜び”を知る。
やがて砦の仲間たちから信頼を得て、孤独だった彼女は自分の居場所を見つけていく。
無骨な団長のさりげない優しさ、温かな仲間たちの笑顔。冷たい雪の砦で芽生える新しい絆は、やがて彼女の心を満たし――そして恋に変わっていく。