あらすじ
フリーライターの宮本は、廃村「柿ノ里」に一人残る老婆を取材するため山奥を訪れた。村には古い神社があり、老婆は毎晩お社の前で経を唱えている。「これを怠ると、中のものが出てくる」。30年前、村人が一夜にして消えたのも、番人が死んで経を唱える者がいなかったからだという。取材中、老婆の体調が悪化し、宮本は代わりに経を唱えることに。お社の中から響く不気味な音。内側から叩く音。わずかに開く扉の隙間から這い出そうとする何か。長い夜が明けた時、宮本を待っていたものは...。封印と因習を描く和風ホラー。