あらすじ
大学生活も2年目になった。いつものようにこの夏も地元に帰ってきた海砂水 夏葵(うさみ あおい)はふと、彼女のことを思い出した。
昔、両親と一緒に行った近くの神社で開催されているお祭りで仲良くなった女の子、陽玉莉 華美(ひだまり はなび)。その後も彼女と沢山の思い出を共に過ごしてきた。彼らはずっとこのまま一緒に人生を歩んでいくんだと思っていた。
だけど、そう長く続くことは叶わなかった。
あの時の後悔は幾つになっても消えやしない。この思い出の地に出向くのはとても勇気のいること。償いか、或いは儚い恋情の残り香なのか。
どんな時、どんな事があってもこの日だけは行かなきゃいけない。そう言い聞かせてきた夏葵は今日もこの場所で独り語りだす。
相棒…いや形見のアコギを片手に。
「君との時間に私の残りの1年間を使わせて。」
あの夏…2人の少年少女が誓った約束は誰にも知られず、語り継がれることは無い。
それでも。
確かにそこにはあったと2人の心に刻まれ続ける大切な1年間の思い出(ストーリー)。
最後の花火が…打ち上がる。