あらすじ
“女の魔力持ちは不吉”と忌まれる世界で、少女リヴェは生まれながらに強大な魔力を宿していた。女性と知られれば一生幽閉される──その運命を避けるため、両親は彼女を少年として育てた。
魔力保持者に義務づけられた、国立魔法学院進学の年。目立たず過ごしたいと願ったはずが、リヴェはうっかり首席で合格してしまう。そんな彼女が出会ったのは、学年2位の熱血漢ディアス。
「勝負しろ」としつこく楽しげに付きまとう彼を、最初は疎ましく思っていたリヴェだが、距離感ゼロで接してくるディアスに次第に心を許していく。やがて友とも呼べる存在になったディアスに、リヴェは女だと気づかれてしまう。
戸惑った彼に距離を置かれたとき、リヴェはその胸の痛みを通じて初めて自分の恋心を知る。
存在そのものが禁忌とされる女魔導士と、彼女の秘密を知った熱血ライバル。ふたりに、幸せな未来は訪れるのか──。