あらすじ
78歳で人生を終えた私は、病院のベッドで天井を見つめながら、自分の命が本当に正しく使われたのかを問い続ける。愛した人々、友人、仕事での挑戦や失敗、喜びや孤独——78年間の人生のすべてが胸の奥で静かに揺れ、答えは見つからない。
しかし死の間際、微かに意識の奥で光が揺れ、私は新たな命への予感を感じる。命は終わったのではなく、再び始まろうとしていた。やがて私は赤ちゃんとして生まれ変わり、前世の断片的な記憶を胸に、新しい人生を歩み始める。
幼児として世界を感じる中で、過去の記憶と新しい体験が交わり、選択や行動の一つひとつが命の意味を形作る。未来はまだ白紙だ。だが、問い続けてきた「この命を正しく使えるだろうか」という思いは、次の人生でも胸に宿り続ける。
これは、終わりと始まりの間に揺れる魂の物語。過去の後悔も痛みも、希望もすべて抱えたまま、私は新たな人生を歩き出す——。