あらすじ
ある男の子は、幼い頃に見た絵本の中のお姫様に憧れた
可愛いフリルの付いたドレスにリボン
髪が可愛く結われている姿
可愛い小物も
絵本に詰め込まれた物に瞳をキラキラと輝かせ、初めて可愛いに触れた瞬間だった
全ての憧れが詰め込まれた可愛いお姫様の絵本の物語を何度も何度も読み返しては心を躍らせていた
そして、もう一つ
その隣には強くて優しい王子様
二人の幸せなその姿に憧れた
そして、ある吸血鬼の男の子は、幸せそうな家族に憧れた
家族を失い、悲しみに暮れていた
周りの家族の温かさに触れてみたいと望んだ
愛とはなんなのか、考え長く生きた吸血鬼
家族で作り上げる幸せに憧れた
いつか、幸せな願いが叶いますように二つの願いが重なって叶う
これは、二つの願いを叶える異世界ファンタジーな物語
男に産まれながら、可愛いものが大好きで、自分自身を可愛いで溢れさせる男子高校生、吹雪舞。
家族にも周りの人間に否定され続け、孤独を抱え、そのことから、目を逸らして生きてきた
可愛いフリルの付いた洋服は心を躍らせた
色とりどりのリボンは世界に彩りをくれた
可愛い自分は自分自身に自信をくれた
可愛いのためなら、努力も重ねた
だけど、どんなに可愛くなろうとしても『男』という性のしがらみが、周りや両親は舞の可愛いを否定し続けられた
そして、周りの否定の声と自分自身の中にある自分を影が追い詰めた
影からは逃げても逃げても逃げられず
ある日何でもない日に影に飲み込まれた日悲しみに暮れ、一人涙をこぼし続けた
そんな悲しみの中でメルに、幼き頃に願った願いを込めると異世界へと召喚されてしまった。
魔法が行使された異世界
魔術は当たり前に存在し、誰もが魔法を使い暮らしていた。
だが、一人だけ異なる種の者が王座にすわっていた。
吸血鬼
ただ一人その世界に存在していた
見るもの全てが元の世界と違い戸惑う中、国を納める吸血鬼であり王子であるレオンに舞は、自分の婚約者と告げられる
レオンは舞が男だと知っても男同士の婚約と知っても尚、舞を自分の未来の王妃だと告げた
幼い頃読んだ絵本のようになりたいと願っていたことが、憧れに手が届いたと感じた瞬間だった。
だが、今までの周りからの異物から見られる恐怖からその言葉も立場も受け入れることはできず、その全てを拒絶した
そして、異世界に転生したことで、舞自身も瞳の色が赤く変わり、吸血鬼として体が変わってしまった
吸血鬼としての食事、契りを交わす者同士の吸血をしなければ、この世界で生きていくことは困難なこと
つまり、レオンの血を吸血鬼し食事をしなければいけない
自分の体が変わってしまったことに混乱し恐怖を抱いた
婚約、吸血鬼、食事、異世界という全ての状況を恐怖のあまり拒絶する中、レオンや周りの存在が舞を受け入れてくれた初めての存在となっていく。
可愛いものが大好きな男子高校生×孤高の吸血鬼王子がお互いを認め愛し合うボーイズラブファンタジー異世界物語