あらすじ
超大作シミュレーションRPG『帝国の黎明』。その中で、プレイヤーから「無能の極み」と罵られる悪役貴族、アッシュ・フォン・ガリレイに転生してしまった。
ゲームの彼は、名門公爵家の嫡男でありながら何の才能にも恵まれず、嫉妬心から主人公の邪魔ばかりして、最後は家門から追放されて野垂れ死ぬ運命。
そんな破滅エンドを回避するため、俺は貴族らしく振る舞うことをやめ、前世の知識を活かして地道に生きることを決意する。しかし、十五歳のスキル授与の儀で授かったのは、詳細不明の【万物創造】というスキル。案の定、使い道の分からない外れスキルだと蔑まれ、俺はシナリオ通り帝国から追放されてしまう。
だが、このスキルこそが俺の唯一の希望だった。イメージさえできれば、どんなものでも創り出せる、まさに神の御業。追放先の小国で工房を開いた俺は、異世界の常識を覆す道具を次々と生み出し、静かな生活を始めるのだが・・・