あらすじ
平凡な少年はるかは高二に上がり、親友のみらいに振り回されながら変わらぬ日々を送っていた。そしてある日、疎遠になりかけの幼なじみ、かなたとの思い出を夢に見る。それは、幼稚園のときの『結婚式ごっこ』だった。その翌朝、数年ぶりに学校で彼女に声をかけられ、やがて毎日昼食を一緒に食べるようになっていく。
そんなある日、初対面にも関わらず辛く当たってきたのはかなたの親友、れなだった。それに困惑する日々の中でかなたとの距離は縮まり、雨上がりの公園で彼女に告白される。初めての告白に戸惑いながらも、翌日返事を返そうと決心するはるかだが、翌日かなたは学校を休んだ。
彼女の人生初欠席に違和感を覚えるがその正体は掴めず、不安だけが募っていく。
やがて徐々に秘密が明かされ、かなたは先祖の大罪により稲荷神に呪いをかけられていることが判明。自分にできることはなく苦悩するはるかは、彼女を昔からずっと好きでいたという自身の気持ちに気づく。
彼女は呪いの影響で学校を休むようになり、夏休み前には入院することになった。特殊な病院で療養するかなたに指名され、はるかは手紙を持って会いに行くことに。
学校でも呪いについて先生が話す一方、はるかと同じ思いを抱くみらいがかなたに告白するがその思いは叶わず、彼はかなたの秘密を知ってしまう。
真実に衝撃をうけたみらいだが、彼ははるかとのやり取りで踏ん切りをつけ、はるかはかなたに告白して恋人に。だが、彼女の余命が残り一か月もないことが分かり、それまでの間に多くの思い出を作ろうと、はるかたちは毎日思い出を作り続ける。
そしていよいよ彼女の死期が近づくが、かなたは正確な日を偽っていた。
不測の事態で病院での結婚式は叶わなかったが、はるかとかなた二人きりの結婚式を行い、幸せの中でかなたは亡くなる。彼女の計略で呪いは解呪され、はるかたちは、かなたが希望を繋いだこの町で生きていくことを選んだ。