あらすじ
【ラ・ルーナの狩人】
ラ・ルーナの狩猟頭ショーン・ライナスは栄華を失い、悪評の尽きない狩猟団の行く末を憂い、鬱屈とした日々を送っている。
そんな中、ラ・ルーナに新しい館主が派遣される。聖都から来たジョー・グラハムは貴族の生まれでありながら、優れた槍の技術と、狩りの心得を備え、狩人たちから一目置かれる存在となる。ライナスは素養溢れるグラハムにラ・ルーナ再起の希望を見出す。
一方砦では、本来現れるはずのない場所で魔物の報告が相次いでいた。砦を守る篭目が機能していないことを看破したグラハムは狩猟団を率いてすぐさま策を講じる。それは悪魔崇拝者による砦襲撃計画の前触れであった。
砦襲撃の一端を任された親子をグラハムは救おうとするが、親子は悪魔によって見せしめにされてしまう。
【狼狩り】
ラ・ルーナの狩猟小屋で働いていた男が突如行方不明となる。男は妻と子に手紙を残し、愛人とその子供と共に行方を眩ませた。男の失踪に疑念を抱いたグラハムは、逃亡中の人狼が事件に絡んでいることを知る。
しかし、狩猟団の決死の捜索も空しく男は人狼との死闘の末に息絶えた。
最期は狩人としての死を選んだ男に報いるため、グラハムは人狼と対峙する。
【拾いもの】
ロマーヌ運河で魔物出現の報を聞きつけたグラハムは、川で溺れていたルカと名乗る青年の命を助ける。しかしルカは魔物に食い殺されることを望む自殺志願者だった。ルカが自らを生贄に故郷の村を救おうと考えていることを知ったグラハムはラ・ルーナの狩猟団をルカの故郷サミュールへ送る。