あらすじ
小さくても最強! 化物が跳梁跋扈する毒の世界で「最強のクソガキ〈銀の堕天〉」が暴れ回る!
これは、クソガキは守備範囲外だった主人公が、次第にクソガキを好きになっていく物語。
【前口上】螺旋的脱兎
神樹はこの街のどこかに巧妙に隠されている。幹にはまるでそこから誰かが這い出してきたかのような裂け目があり、裂け目からこちらをのぞく者は我々のすべてを知っている。勿論裂け目の内側には誰もいないのだから、すなわち“すべてを知る者”が神樹から抜け出してきたのであり、また神樹を隠す正体もそれである。そしてすべてを知る者はこの街にいて、神樹の裂け目から我々をのぞいている。
【世界観とあらすじ】
世界中で劇物や毒物と呼ばれる化物が暴れまわる。化物を討伐するのは〈劇物及び毒物討伐者〉、いわゆる〈ゲキドク〉と呼ばれる能力者たちである。
クリスマスイブの日、樹神薫(こだまかおる)の家で鶏の化物が暴れ回る。鶏の化物を討伐したのは、ゲキドクとして化物討伐に勤しむ銀髪の少女──に見える20歳──、西羅(せいら)であった。西羅が薫にゲキドクとして働くことを提案し、薫はしぶしぶ了承。薫がゲキドクとして活躍する物語が始まる。
〈登場人物〉
樹神薫(こだまかおる):この作品の主人公。大学生、オレンジ髪のツーブロック。身長175cmくらい。少し頼りないがやる時はやる。西羅からデコポンと呼ばれる。デコポンが愛称なのか蔑称なのかは不明。
西羅(せいら):銀髪で緋い瞳。中学生の少女に間違われるクソガキ20歳。身長143cmくらい。化物に対しての毒舌には定評がある。ちっちゃいくせにとても強い。寿司のシャリを残してネタだけを食べる、寿司屋にとってこれ以上ない害悪客。
東蓋(とうがい):第一部では高校生。黒髪(サイドツーブロック、普段は髪で隠れている)。長身(168cmくらい)イケメンクール美女、18歳。書道家。西羅をせんぱいと呼ぶ。西羅に「東蓋ちゃん」と呼んでもらいたい。なんかエッチ。
社長:サングラスにマンバンヘア、見た目ワイルドだが陽気なおっさん。西羅から「死ねばいいのに」と言われショックを受ける。