あらすじ
勇者パーティで荷物持ち兼雑用として扱われていた青年・リオン。
彼が授かったスキルは――〈修繕〉。
「壊れた物を直すだけ」のハズレスキルだと笑われ、役立たずと烙印を押され、ついには追放されてしまう。
絶望の果てにたどり着いたのは、魔物に怯え、古びた道具と共に暮らす辺境の村。
リオンはそこで、ひとりの老婆から壊れた農具を託される。
軽い気持ちで直してみると、道具は新品同然に蘇り、さらに“不思議な力”まで宿していた。
それは〈修繕〉がただのスキルではなく――古代文明の“遺産に秘められた力”すら呼び覚ます特別な能力だという証だった。
やがて彼の周りに人が集まり始める。
壊れた武具を求める冒険者、病んだ魔導具を抱えた学者、そして国に見捨てられた辺境の民たち。
リオンはただ直すだけ、しかしその一つ一つが世界を変えていく。
これは「最弱」と追放された青年が、辺境でスローライフを楽しみながら、気づけば最強の“修繕士”として国をも動かす物語。