あらすじ
彼はただの無名作家だった。
趣味で小説を書いていたが、読者はほとんどゼロ。ランキングなど夢のまた夢――そう思っていた。だがある日、ふと目にした「カクヨムコンテスト受賞作家インタビュー」に心を動かされる。「自分だって書けるはずだ」「いや、どうせ無理だろう」。揺れる心のまま、彼は小さな決意を胸に刻む。
PV0からの出発。読者のいない孤独な更新。ランキング欄を眺めてはため息をつき、SNSでの宣伝に頭を抱える。時に、同時期デビューの作家が伸びていくのを見て嫉妬し、時に読者からのたった一つの★評価に涙する。
だが、諦めなかった。地道に積み上げる執筆と投稿。タグ付けや時間帯、ジャンル選びなど戦略を学び、少しずつPVが動き出す。やがて一人、また一人とファンが増え、応援コメントが力になる。
「無名作家が1位になるなんて不可能だ」と笑う声もある。だが彼は証明する。無名からでも、地道に積み上げた言葉が、やがてランキング1位に届くことを――。
本作は、無名男性作家がカクヨム1位を目指し、試行錯誤しながら成長していくエッセイ風小説。笑いあり涙あり、すべての書き手に共感と勇気を贈る物語。