あらすじ
王都アウレリアの人々は、彼を「王都の星」と呼んだ。
アレクシス・フォン・ヴァレンシュタイン――若き聖騎士団の英雄にして、完璧な貴公子。
だが、その仮面の下に潜む真の姿は、美を愛する連続殺人鬼だった。
彼の標的は、自らの美学に適う「宝石」となる魂だけ。
だがある日、王都を醜悪な猟奇殺人が荒らす。
「私の庭が、汚らわしい獣に踏み荒らされている――」
アレクシスは英雄の顔で聖騎士団の捜査に参加し、純真な若き騎士フィンを相棒に選ぶ。
尊敬を捧げる後輩を操りながら、怪物は怪物を狩る。
――これは、正義ではなく美学の物語。
英雄にして殺人鬼、アレクシス卿の“掃除”が始まる。