あらすじ
伯爵令嬢セリーナは、政略の駒として塔に幽閉されて育った。
外の世界を知らず、自由を諦めていた彼女の前に現れたのは――
禁呪を操る黒衣の魔導師・アゼル。
「お前はここにいるべき存在ではない。俺と来い」
嵐の夜に攫われ、初めて外の大地を踏みしめたセリーナ。
追いすがる騎士団、禁呪の代償、王国の討伐令……。
逃避行の中で知ったのは、世界の広さと人々の息吹、そしてアゼルの孤独。
囚われの令嬢と、孤高の魔導師。
二人の心はやがて惹かれ合い、閉ざされた運命を打ち破る。
塔を壊し、孤独から解放された先にあるのは――
「私たち二人で選ぶ、自由な未来」。