あらすじ

かつて豊かで穏やかな王国は、悪逆非道の将軍率いる敵軍と、黒い影の獣によって蹂躙された。祈りは嘲笑に変えられ、井戸は毒され、民の大切にしてきたものが次々と踏みにじられていく。その最中に立ち上がったのは、王女セリア。剣を手に民を守ろうとする彼女の周囲には、なぜか影が集まり嗤い続ける。やがて浮かび上がった刻印が示すのは、王女の血こそが影を呼ぶ核であるという、逃れられぬ宿命だった。 人々は「王女が災厄を退けた」と語り継ぐだろう。だがその真実は、彼女自身が災厄そのものだったという、誰にも知られることのない悲劇。 ──これは、血と祈りを逆流させて生まれた禁忌の兵器と、それに抗い続けたひとりの王女の物語。短くも鮮烈な全六話で描かれる、破滅のダークファンタジー叙事詩。

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エブリスタ
エブリスタ2025/09/29
  • 現在の作品血哭の王女