あらすじ
*ハッピーエンド確約&10万字突破しました*
ブラック企業に勤める現実逃避で、悪役令嬢になりたいと願ってしまった、しがないOLのわたし。
目が覚めると、ダークファンタジーな世界観の乙女ゲーム【Holy maiden true love】、略して【ほめらぶ】の必ず破滅する悪役令嬢、オーレヴィア・ヴィランにわたしはなっていた。
オーレヴィアの破滅の内容はトゥルー、ハッピー、ノーマルエンドならのたれ死に、ヒロインがバッドエンドを迎えると処刑――つまり、約束された死である。
日本ではパワハラ! 異世界では絶対破滅する悪役令嬢! やだ、わたしの運命、悪すぎ……?!
こんな運命について行けるか! わたしはゲーム知識でシナリオを変えるわ!
わたしの唯一の救いは、今のわたしはゲーム開始前の12歳のオーレヴィアであること。
破滅を避けるためにゲームの攻略情報をノートに書き出していると、わたしはノートを風に飛ばされてしまう。
ノートを拾ったのは、オーレヴィアの破滅に深く関わるキャラクター、レインナイツと、ゲームには登場しない見た目をした、デンカと呼ばれる金髪に青い瞳の男の子。
レインナイツから嫌われるという破滅フラグを折るため、ノートを拾ってくれたお礼として、わたしは二人にクッキーを振る舞うことに。
その結果、ゲームスタートのシーンでゲーム主人公の村が魔物に襲われるという導入イベントが、オーレヴィアの破滅に関わっていることが明らかになって?!
それはそれとして。
「オーレヴィア・ヴィラン、君との婚約を申し入れる!」
「はい? ねえ待って王太子殿下ー?!」
ゲーム中では、悪役令嬢のオーレヴィアが王太子のセオフロストに一目惚れし、無理矢理婚約するイベントが発生するのは14歳になってからなのに!
なんで12歳の今、セオフロスト王太子にわたし、プロポーズされてるのー?!
そして、わたしは悪役令嬢として過ごす中で、ゲームのヒロイン視点では語られなかった、ゲームの真相に分け入ることになる。
攻略対象が聖女を探していた本当の理由。
ヒロインはなぜ聖女として覚醒したのか。
そして──どうしてわたしが、悪役令嬢になってしまったのかも。
「王太子殿下、顔が近いですわ! 唇がくっつきそうですよ!」
「オーレヴィアが他人行儀だよ……しょぼん」
でも、破滅を避けるためにシナリオを変えたのに、わたしはオーレヴィアにとって最大の破滅フラグであるセオフロスト王太子に婚約を申し入れられるほど気に入られてしまって?!
というかゲーム中ではぶっきらぼうな性格の中の優しさで人気だったセオフロストが、なんでしょぼんって口で言うような甘えたキャラになってるの?!