あらすじ
若きルストラスカルぺ(靴磨き師)が、様々な難問を靴から解き明かす!
天才靴磨き師との噂の青年、伊能羅磨(いのう ローマ)。
企業経営者やプロアスリート、タレントなど数多くの富裕層をクライアントに持ち、高額のフィーで彼らの靴のメンテナンスを引き受ける。
彼がひとたび靴を見れば、その人の心理や会社の経営状態、さらには隠された真実まで見通せる。
彼の靴磨き工房「ボッテガ・ロマーナ」には、彼の卓越した靴磨きの技術と鋭い洞察のアドバイスを求めて、今日もたくさんの一流人たちがやって来る・・・。
阿弓歩乃歌はリフレクソロジーサロンチェーンを経営する敏腕女性社長・神足麗子に連れられてボッテガ・ロマーナにやって来て、伊能羅磨の卓越した靴磨きの技術力と、解明的な洞察力を目にする。
そしてそれは、歩乃歌が様々な騒動や事件に巻き込まれていく前触れであった・・・。
【登場人物】
■伊能 羅磨(いのう ローマ)
若きルストラスカルぺ(靴磨き師)。28歳ぐらいか。
アトリエの名前は「ボッテガ・ロマーナ」(イタリア語で「ローマの工房」)。
多くの富裕層や一流人をクライアントに持ち、高額なフィーで靴磨きを依頼されている。
靴や脚の状態を見ただけで、その人にまつわる様々な真実を見通せる洞察力を持つ。
スリーピースのブラックスーツに蝶ネクタイが特徴的。
独特の名前は、イタリアで修行していた父が名付けたらしい。
■阿弓 歩乃歌 (あゆみ ほのか)
準主人公。本作の話は、彼女の視点で語られることが多い。
もうすぐ25歳。前職でパワハラに耐えかねて大手企業を退職し、神足麗子の著作に感銘を受けて、彼女が社長の株式会社ピエディ・ディ・ディオに入社。
店舗のリフレクソロジストから本社へと抜擢された。
靴磨き師・伊能羅磨と出会ったことで、彼女の人生は大きく変わっていく。
■神足 麗子 (こうたり れいこ)
株式会社ピエディ・ディ・ディオ代表取締役社長。50歳前後。
欧州風リフレクソロジーサロン「カリーナ・カリーナ」をわずか6年で全国に100店舗間近に展開させ、関連事業も幅広く手掛けてことごとく成功させている、敏腕女性経営者。
元女子アナの美貌と話術で、マスコミへのパブリシティも巧み。彼女に憧れて、歩乃歌をはじめ多くの若い女性が同社のリフレクソロジストを目指しにやって来る。
伊能とは起業の頃からの古い付き合いで、伊能のクライアントの一人でもある。
※note「創作大賞2025」ミステリー小説部門 中間選考通過作品。(通過率0.7%)
※TALES ミステリージャンル、日間・週間・月間・累計ランキング第1位獲得