あらすじ
雨がふって、『あめ』は生まれました。
生まれてすぐに、『あめ』はこんな言葉を聞きました。
「あぁ、きょうも雨か」
「あぁ、いやだな」
『あめ』は悲しくなってしまいました。
「みんなのいう雨ってのは、ぼくを生んだ雨のことだ。そんなに嫌われる雨から生まれたこのぼくを、どうして誰が、好きになってくれるんだろう」
このまま消えてしまいたいくらい、絶望した『あめ』に、水たまりがいいました。
「きみがこのまま消えてしまわないで、自分を必要としてくれる誰かを探しに行きたいってんなら、天気の国にいってごらん。もしかしたら、きみを必要とする誰かがいるかもしれない」
自分を認めてくれる誰かを探すために、あめは天気の国を目指します。