あらすじ
闇の大陸の果てに浮かぶ魔王城で、年に一度の奇祭「自己顕示欲祭り」が開かれる。
ここでは剣も魔法も名誉も関係なく、あるのはただ派手に目立つ力だけ。若き魔術師、老魔導師、女戦士、商人、そして幻獣まで――参加者たちはそれぞれの自己顕示欲を全力でぶつけるが、空回りと滑稽な失敗の連続。
観客は大笑いし、幻獣通信の人気投票も混乱に次ぐ混乱。祭りの勝者も敗者も全員同じで、夜空には花火ではなく名刺や魔導巻物が舞う。
魔王は呆れながらも、全員が自分を神だと思っているこの光景に、どこか平和を感じるのだった。