あらすじ

「でね、三位決定戦で僕は圧勝して、見事三位入賞を果たしたというわけさ!」 「へえ」  婚約者であるジェフとの、二人だけの茶会の席。  いつもながらのジェフのつまらない自慢話に、適当に相槌を打つ。  大した実力者も出場していない、内輪だけのフェンシング大会で三位になったくらいで、どうしてそこまでドヤれるのかしら?  せめて一位になってから出直してきてほしいものだわ。  まあ、口振りからして準決勝ではボロ負けしたっぽいし、到底無理な話でしょうけど。 「ああそうだ、ところでエレン、実はちょっと大事な話があるんだけどさ」 「……!」  私は思わず身構えた。  ジェフがこういうことを言い出す時は、決まってろくなことがない。  以前カジノで散財して多額の借金を抱えてしまった際は、両家を巻き込んで大騒動になったものだ。 「……何?」 「うん、実はさ、せっかくだから僕も愛人を作りたいと思ってるんだけど、いいかな?」 「…………は?」

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カクヨム
カクヨム2025/09/29
  • 現在の作品「せっかくだから僕も愛人を作りたいんだけど、いいかな?」と婚約者に訊かれたんだけど、せっかくだから、とは?