あらすじ

あの桜子が、振られた。 初めて、振られた。 桜子という、自分よりも可愛い親友を持つ未久。 よく似ていると言われるものの、桜子の方が目が大きくて顔が小さくて、手足が長くて髪がさらさらで……。 彼女のことは大好きだけど、ずっと劣等感に押しつぶされそうだった。 出会う男はみんな自分よりも桜子のことを好きになる。 でもただ一人、夫の陽人は初めから未久のことだけを愛してくれた。 社会人になり、桜子とは少し疎遠になり、結婚して幸せに暮らしていたある日、風の噂で桜子が振られたと聞いた。 噂によると、桜子にあの頃の面影はなく、金銭面でも精神面でも狂い始め、人生のどん底にいるようだった。 未久は桜子に会いに行くことを決心する。 かつて大きな劣等感を抱いていた相手に対して、未久に芽生えた感情は、これ以上にない“優越感”だった。

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小説を読もう2025/09/29
  • 現在の作品桜子の不幸は蜜の味