あらすじ

ウサギのぬいぐるみであるリンには、人間のお友だちがいた。名前は、陽万里ちゃん。今年、小学校に入学したばかりの六才の女の子。リンは、その子のことを、ひーちゃんとよんでいる。陽万里は、とても明るくて笑顔がかわいい。リンは、陽万里の笑顔がだいすきだった。リンがぬいぐるみ仲間とケンカして落ちこんでいると、陽万里はそんなリンをやさしくだきしめてくれる。陽万里のうでの中は、とてもポカポカして気持ちがよかった。反対に、陽万里がお友だちとケンカして落ちこんでいたら、今度は自分の番だと言わんばかりに、そっとそばで見守ってあげた。リンの声は、陽万里に届くことはない。けれど陽万里の声は、きちんとリンに届いている。だから、それでいいと思っていた。あの日までは。 リンとリンの仲間たちは、そんな陽万里のことがだいすきだった。だから、この笑顔をみんなで守ろうねって約束した。それなのに、一年前に、陽万里のお姉ちゃんである万智ちゃんが病気で死んでしまってから、変わってしまった。キラキラとかがやくあの笑顔は、明かりのともらないランプのようになってしまったのだ。

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小説を読もう2025/09/29
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