あらすじ
弱小な男爵令嬢である私ケイティアは、王家が主催する舞踏会の場で、伯爵令嬢リリアナ嬢からぶたれていた。
彼女は私を泥棒猫と罵り、糾弾している。しかし私には、何も覚えがない。そもそもリリアナ嬢とも関りはなく、彼女の行動の意味がわからなかった。
そんな私を助けてくれたのは、第三王子であるエリクス殿下だ。
彼はその場を収めてくれただけではなく、私及び男爵家を守ることを申し出てくれた。王家の一員として、貴族間の厄介な問題を解決してくれるつもりらしい。
それに喜びながら実家に戻った私だったが、そこには伯爵令息チャルド様が待ち構えていた。
彼は私のために婚約破棄したと言った後、私に求婚してきた。彼のその行動こそが、リリアナ嬢の怒りの原因であったのだ。
結果的に、私はチャルド様とリリアナ嬢の痴情のもつれに、巻き込まれていたのである。