あらすじ
――空が、落ちた。
……なんて壮大なタイトルだけど、主人公はただの村娘です。
ナージャ・グランフィールド、16歳。農作業で日焼けした褐色の肌、ちょっとドジなところもあるけれど、根はとっても真面目な女の子。
ある日、村を襲った山崩れに巻き込まれて、気がついたら――
「お前、私と契約しろ!」
え? 誰? なんか燃えてる!? しかも雛鳥サイズでしゃべってる!?
目の前に現れたのは、食いしん坊でお調子者の小鳥……のフリをした、実は 世界最強クラスの精霊、不死鳥フェルメリア。
うっかり契約してしまったナージャは、気がつけば「王国の歴史を揺るがす最重要人物」になってしまう。
――でも本人の感覚はこう。
「……え? 私、村で畑耕してただけなんですけど?」
それなのに!
・畑は燃えるわ(フェルのせい)
・ご飯は横取りされるわ(フェルのせい)
・知らないうちに帝国やら連邦やらが騒ぎ出すわ(全部フェルのせい)
「ナージャ、次は世界救うぞ!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
こうして、平凡な農村娘と、腹ペコで最強な精霊の、世界を巻き込んだ珍道中が始まる。
シリアス? 神話? 伝説?
はい、それもあります。
でもその前に――
「フェル! また畑燃やしたでしょ!!」
「ピヨッ! 違うピヨ! ちょっと火を吹いただけピヨ!」
……そんな掛け合いが今日も続くのです。