あらすじ
「──俺は、本当に生きてていいのか」
時は令和──ビル群の谷間に潜む闇は、昔々と変わらない。
生まれつき妖の魂を持つ少年、卍六郎太は幼少期の頃より妖祓組織【役会(えんのかい)】に所属し、妖殺を生業に生きてきた。
普通の生活を捨て、人々が過ごすのどかな日々を守るため、その裏側で超常の怪物“妖”を祓う。
そんな中で出会う仲間、そして敵。
彼は思う──いつか必ず自分を殺してくれる者が現れると。
だからそれまでは、奪ってしまった命のぶん、救える命を救おう。それが自分に出来る贖罪だ。
彼は妖を祓う。今日も明日も明後日も――自分のなかの魔性が死ぬ、その日まで。