あらすじ
【あらすじ&メインキャラ紹介】
グルメ雑誌のライターとして、アジアを巡る長期海外取材に出かけた玉城。
しかし彼は、霊感がケタ外れに強くなってしまったリクの事を気遣い、それとなく様子を伺うよう長谷川や多恵に頼んでいた。
当のリクの周辺は至って平穏に見え、気を張っていた長谷川も緊張の糸を緩める。
けれど、巷をにぎわせていた通り魔が最初の犠牲者を出した頃、ボンヤリとリクの周りにおぼろげな暗雲が立ちこめ始めた。
なかなか姿を現さない漠然とした不安は、リクの心身を次第に憔悴させてゆく。
リクが何に神経を磨り減らせているのか分からないまま、長谷川はただ、リクを想い、寄り添おうとする。
濃い霧に包まれた先の闇。その正体は何か。
執拗にリクに纏わりついてくる『男』がリクに見せたレンブラントの複製画には、どんなメッセージが隠されていたのか。
―――***―――
〇リク(ミサキ・リク)
新進気鋭の油彩画家。24歳。美術誌『グリッド』に掲載されて、さらに注目されるようになった美貌の青年。
強い霊能力を持つ。(前章「RIKU・4」で玉城を救ったことから、霊力がさらに強くなる)
少年の頃、何者かに背中を切りつけられ、焼かれ、瀕死の重傷を負うも、犯人は見つからず。
臆病で人見知り。玉城にしか懐かない。
〇玉城(たまき)
フリーライター。24歳。大東和出版と契約中。『グリッド』にて、リクを取材する。
リクと知り合ってから、常に翻弄され心乱されるが、それでもリクが気になって仕方がないらしい。
リクの影響からか突然霊感が芽生え、それなりに苦労する。
情に厚く、猪突猛進型。少々鬱陶しいが、リクには好かれている。
〇長谷川
大東和出版、美術誌『グリッド』の敏腕女性編集長。32歳。
身長175センチ、特技は背負い投げ。筋肉質のりりしき大女。社内では怖がられている。
『グリッド』でリクを取り上げ、名を売るも、リクとは何かと衝突する。
本当はリクに恋心を抱いているが、長谷川本人はそれに気付かない。