あらすじ
かつて、世界は絶望に包まれていた。
穢れたマナ──ヴィルスが世界を蝕み、その呪いを振りまいていたからだ。
魔獣を統べしは、魔王。
そして、その魔王を倒すは
──勇者、エイリアス。
世界は彼を救世主と定めた。
彼は聖剣を手に、仲間と共に幾多の死線を越え、ついに魔王を討ち果たした。
その命と、仲間を引き換えにして。
人々は歓喜し、世界は救われた。
めでたし、めでたし
そのはずだった。
魔王が滅びても尚、魔獣は消えなかった。
やがて、人々は新たな存在を恐れ始める。
魔王が死に、世界に残された最後の禍。
それこそが、魔獣を統べし厄災の魔女。
その正体は、かつて勇者と共に戦った少女──ミラだった。
そして、時は流れ·····。
かつての勇者、エイリアスは、再び目覚める。
世界は告げる。
「魔女を殺せ」、と。
かつて共に戦った仲間を、世界が討てと言うならば。
勇者は、何を選ぶのか?
勇者は、誰を救うのか?
勇者は、何を望むのか?
勇者エイリアス。
再び目覚めよ。
厄災の魔女ミラ。
永遠に眠れ。
祝福はない。
冥福もない。
死者とて安息は許されない。
世界が求めたのは救済か、それとも破滅か。
かつて英雄と呼ばれた者は、今一度、その名を呼ばれる。
「勇者よ、立ち上がれ」
物語は回帰する。
終わりは始まりとなり、再び新たな物語が幕を開ける。
めでたし、めでたし。
その言葉の続きを、君は知っているか?