あらすじ
ーー「ありがとう!」
そういって去る子ども達。まあ、俺は20歳程度の無職で家族も友人もなにも残されていないんだが。
現在。俺がいる場所は、スラムと言われる貧乏街だ。俺は随分と前から詐欺師と言われている。まあ、顔は割れているはずがない。俺のことを知っている奴なんて誰もいないんだから。
「・・・生活に金が必要なんだ。十分できてるお前らからもらうぜ」
貴族、金持ちの家に行ってはこのズル賢さで金儲けし、スラムで適当に金目を置いて去る。理由はーー。覚えてない。
「こんなところに伝説の詐欺師がいるじゃないですか。」
座って考え事をしていたら背後から女の声がした。ゆっくりそちらを向くと。・・・見たことない女がいた。
「誰だよ。お前。」
「まあ、随分と睨んで警戒しているのですね。」
俺は深く睨み、警戒心を解かない。
「まあ、そんなことはどうでもいいのです。それより、賭けをしましょう。」
と急にそんなことを言う女。その賭けがきっかけで、俺は。
強制的に異世界へと飛ばされるのだった。