あらすじ
人間なら誰しもが生まれつき持っているはずの力――魔力。
しかし魔力を持っていない村の青年ラウルは、外見だけそっくりに取り繕った人間の出来損ない――『人間もどき』だった。
それが理由でラウルは、村民たちから暴力を受ける日々を過ごしていた。
やり返したいという気持ちはあるものの、力がない彼にはその選択肢が最初から用意されていない。諦めて受け入れることしかできなかった。
そんなとき。
「ねぇあんた、力が欲しくない?」
突如として目の前に現れた得体の知れない金髪少女から、ラウルは規格外の力を与えられる。
おかげでクソッたれた毎日を抜け出すことができたのだが、それで終わりではない。
これは始まりだったのだ。
「私とあんたはこれから魔王を目指して、『魔王継承戦』を戦い抜くのよ」
ラウルと同じ力を持つ者が他にもいるらしく、そいつらと殺し合いをして生き残った最後の一人が魔王になる。
大きな力を得た代わりに、ラウルは能力者同士によるバトルロワイヤルに身を投じていくことになるのだった――。