あらすじ
エスター・アニマールは『悪役令嬢』と噂されていた。
高位貴族であるというくらいしか取り柄のない気位の高い女性……のはずが、「私ったら、毎度毎度、どうしてあんな冷たい言い方になってしまうのかしら……ウウウウッ!」と、見かけはともかく中身はちょっと残念な17歳だった。婚約者である第二王子にも冷たく当たってしまうこと悩み、「私に犬か猫のしっぽがあれば、ぱたぱたと振って、王子を好きな気持ちが伝わりますのに……」なんて思ってたら、本当にしっぽが生えてしまった。しっぽはしっぽでも、たぬきのしっぽだったけれど。