あらすじ
『逆転の街角』
街角に立つのは
声を奪われた人々
沈黙を強いられ
見下ろされ
笑顔の裏に涙を隠してきた者たち
けれど 風は知っている
アスファルトの隙間に咲く雑草の
小さな強さを
誰も気づかぬ場所で
根を張り 空へと伸びる力を
嘘は光に溶け
虚飾は音を立てて崩れる
高い壁を築いた者ほど
その影に呑まれていく
ざまぁ――
と叫ぶのではない
ただ真実が姿を現すとき
その重さに 加害者はひれ伏す
逆転は奇跡ではない
それは 積み重ねた沈黙と涙が
いつか燃え上がる火
街角を照らし
人々を立ち上がらせる炎
笑うのは 誰かを嘲るためではなく
生き延びた証として
歩き出すため
新しい未来を 自分の手で掴むため
逆転の街角に
今日も小さな声が集まる
「もう黙らない」
その響きこそが
時代を変える 最初の鐘の音となる