あらすじ
大学進学を目前にした風見颯は、夢も目標もなく流されるだけの学生だった。姉が経営する小さな芸能事務所で雑用のアルバイトを始めた彼は、そこで四人組アイドルグループ「Open Halo」と出会う。結、雨、天、バニラ――舞台の上では眩しいほどに輝く彼女たちも、裏側では不安や傷を抱えていた。
次第に、颯は彼女たちの「本当の声」に触れていく。強さの裏にある弱さ。孤独の奥に隠された願い。誰にも言えなかった秘密や迷い。舞台の煌めきの裏で、それぞれが心を解き放つ瞬間があった。その一つひとつが、颯にとってかけがえのない光となっていく。
だが現実は甘くない。大学の単位不足による進級の危機。仲間同士の衝突や、夢と生活の板挟み。舞台裏の迷いや葛藤が、彼らの絆を揺さぶる。颯自身も「このまま無難に学生生活を終えるのか、それとも彼女たちと同じ未来を背負うのか」という選択を迫られていった。
幾度ものライブと失敗を経て、重ねられる旋律は少しずつひとつになる。涙も笑顔も声も、全てが彼にとって確かな居場所となっていく。そして迎えるのは、彼らにとって最大の舞台――“光輪の海”と呼ばれる夢のステージ。
自分はただの代役か、それとも共に夢を奏でる仲間なのか。
答えを出すその瞬間、颯と少女たちの物語はクライマックスを迎える。