あらすじ
<あらすじ>
江陵へ向けて出撃した呉軍の船上で、陸遜はこれから起こる戦場の出来事に想いを馳せていた。
【臥龍】を討ち取ること。そして【臥龍】を守る意志を固めた【鳳雛】――龐統すらも討ち取ること。
そんなことが自分に出来るのか。自問をしつつ覚悟を徐々に定めていく。
一方蜀では、自分の宿星に起きた変化を感じ取り、龐統の心は強く揺さぶられていた。
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<呉>
【陸伯言】(陸遜)
本作の主人公。陸家の若き当主。周瑜の許で軍術を学び、軍師を志す。聡明さと優れた剣術を使う武官でもある。
【甘興覇】(甘寧)
元水賊の武将。戦場では羽と鈴で身を飾り一騎当千の働きをすることから【鈴の甘寧】の異名を取る。
【周公瑾】(周瑜)
名高い呉の軍師。【赤壁の戦い】では総指揮を執り、連環の計と火計を用いて大勝利を収めた。
【孫伯符】(孫策)
孫権の兄。周瑜とは義兄弟の間柄。武勇に非常に優れ、江東を瞬く間に平定し【小覇王】と呼ばれた。
【孫仲謀】(孫権)
呉の宗主。孫策の弟。兄とは違って冷静沈着な性格をしている。
【孫黎】
孫策、孫権の妹。呉蜀同盟を結ぶために蜀の劉備の許に輿入れした。
【呂子明】(呂蒙)
周瑜亡き後呉軍の中核を担う武将。陸遜にとっては建業に来てからの後見人的立場。穏やかで誠実な性格。
【淩公績】(淩統)
父子二代に渡って孫家に仕える武官。父親を、敵対していた頃の甘寧に殺されているが、今はその恨みを封じた。
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<蜀>
【劉玄徳】(劉備)
蜀の宗主。黄巾の乱の時代から流浪を続けて来たが、ついに国を持つ。人徳があり、漢王室の再興を願う。
【諸葛亮】(孔明)
蜀の軍師。元々は戦を嫌っていたが【三顧の礼】を以って劉備に迎えられた。【臥龍】の異名を取る才能。
【趙子龍】(趙雲)
蜀の武将。単騎で敵中を突破するほどのずば抜けた力を持つ騎馬将だが、平時は穏やかな人柄をしている。
【龐士元】(龐統)
蜀の軍師。運命で定められた孔明の【対の星】。【鳳雛】と呼ばれる才能の持ち主だが、誰とも打ち解けない。