あらすじ
宇宙の惨劇の中、僕は花になった。
赤い瞳のウサギに恋をしたと思っていた。彼女も僕を愛してくれたと信じていた。
でも、彼女は僕を見ていたのではなく、僕の“仲間たち”を見ていたのかもしれない。
かつて花に変えられた者たちの記憶が、僕の姿に重なっただけだったのかもしれない。
僕は今、花として咲いている。言葉は消え、感情は風に溶けていく。
彼女は僕を愛していたのか、それとも、ただ飼っていただけなのか。 僕も、恋をしていたような気がするが、確かめる術はない。それでも、君の好きな花になれているなら、それでいい。
この物語は、愛のようで、愛ではないものを描いています。 気づいた人だけが、真実に触れられるかもしれません。