あらすじ
日本最強ギルドの頭脳として、その四十年の人生を捧げてきたサポート系冒険者、柏木修(かしわぎ しゅう)。
しかし、彼を待っていたのは栄光ではなく、用済みとなった彼を切り捨てるための、仲間からの無慈悲な「裏切り」だった。
ダンジョン最深部で死の淵に立った彼が次に目を開けた時――そこは、まだ何者でもなかった十八歳の自室。
二十二年もの時を遡った修に、世界は新たなスキルを与える。
《スキル『プログラマー』を付与します》
それは、戦闘力が皆無の、誰もが「ハズレ」と嘲笑う生産系スキル。
だが、修だけがその真価に気づいていた。世界のあらゆる事象を「ソースコード」として読み解き、書き換える。それは、神の領域に踏み込む、唯一無二の権能だったのだ。
「――お前たちのバグは、俺が修正(デバッグ)してやる」
前世の知識と、神すら欺く禁断の力。
修は、強力な才能を持ちながら「欠陥(バグ)」ゆえに不遇をかこつ仲間たちを救い上げ、最強のパーティを創り上げる。
これは、一度死んだ男が、裏切り者たち、そして理不尽な世界を創り上げた神々に、壮絶な復讐(デバッグ)を遂げる物語。