あらすじ
それは、嘗てはある地域にのみ顕れる、“風土病”だった。だがそれは人間の血に潜んで脈々と受け継がれ、確実に人々を蝕んでいた。
人として生まれても、ある日、額に角を持ち、人の血を啜り肉を喰らう“鬼”になってしまう奇病その名も【鬼病】。
その存在は一般市民にも知られ、現代に入ってもなお啓蒙活動は盛んだ。
一方で人々は、
鬼なんて過去のもの。
今は根絶されたもの。
そう信じる者が大多数だ。
なぜなら、ニュースでも鬼の事件は聞かないし、自分の周囲で鬼に遭ったことはないから。
そう、人々は知らないのだ。
自分たちが安穏と日々を過ごせているのは、鬼を討つ専門組織,【討鬼班】の暗躍があってこそだということを。
これは、人々を守る討鬼班と、追われる鬼たちの、攻防の物語。