あらすじ
大学の食品栄養学科に通う藤宮湊は、ふとしたきっかけで謎の外国人青年と出会う。
「つまり料理とは、単なる慣習というだけではなく、歴史の語り部でもあるのだよ」
饒舌に語る青年の正体は、食文化研究科兼フードライターの西園寺亜嵐。彼が持つ豊富な知識と鋭い観察眼に、湊は魅了されていく。
行きつけのティーハウス「ローズメリー」の女主人や常連客、同じ大学で出会う女学生……。彼らが抱える『謎』を紐解きながら湊と亜嵐は絆を深め、やがて自らのバックボーンにある食文化、家族の問題と対峙することになる。
食べることは生きること——交錯する「食」と「人の想い」を最強のバディが紐解く物語が、今、ここに始まる。