あらすじ
癒しの異能がある巫女の里、春花(しゅんか)里。その里には昔、愛する者ができると癒しの力が生まれたという伝説の巫女がいた。
その巫女の末裔、姚(よう)の一族はその伝説はあるものの、だんだんと癒しの力を持つ者は生まれなくなった。
一族の分家の娘、萌々(もも)は両親が亡くなり、本家の叔父に預けられている。
ある日、国最大の後宮、天龍宮の宦官が里を訪れた。
宦官は「この里には癒しの力を持った巫女がいる。先日、皇帝の長男息子、凛鳳(りんほう)が毒殺され、冥婚をして蘇らせてほしい」と告げる。
叔父と叔母は身代わりに萌々を嫁に出すことにする。
棺桶に眠っている凛鳳は美しい死体のままで絶世の美男だった。
婚姻式で凛鳳と口付けするように言われ、萌々は死体と口付けする。
すると、何故か凛鳳は起き上がって蘇り、元気いっぱいになった。
美しい凛鳳は萌々を見るなり「この女は俺の花嫁だ」と宣言するのだった──。