あらすじ
今夜は一年に一度の「月見の集い」。
優月は規律を守ることに生きがいを感じる青年で、時刻どおりに観月を始めようと準備していた。ところが肝心の花音は「後で行くね」と言い残し、月が空に昇り始めても姿を見せない。何事も後回しにする彼女に、優月はあきれながらも心配を募らせていく。
ようやく現れた花音は、のんびりした様子で「待たせたね」と微笑む。その飄々とした態度に振り回される優月だったが、彼女の前向きな行動力と笑顔に、次第に調子を崩されてしまう。
そこへ、気配り上手な雪彦と、新しいことに挑戦するのが大好きな梢理も合流。二人は「せっかくだから月をもっと盛り上げよう!」と提案し、手作りの蛍ランタンを並べ始める。光の粒が夜空に舞い上がり、月とともに辺りを照らす幻想的な光景に、四人は思わず笑い出す。
真面目さとマイペース、気配りと冒険心――性格の違う四人が月夜の下で交わすひとときは、まるで流星群のように賑やかで一瞬の輝きを放つ。