あらすじ
貴族の令息令嬢の通う王国随一の学舎であるカルタナ学園の卒業パーティーでカルタナ王国の第三王子であり元婚約者のアーノルド・ヴァン・カルタナから突然身に覚えのあるような無いような罪で断罪された公爵令息のルイ・コレット。
建国の時代から続く王国でも指折りの強大な権力を持つコレット公爵家の次男であったにも関わらず、弁明する暇も、庇い立てされることもなくあっという間に断頭台へと連れていかれ処刑されたルイ。
何が何やら分からぬままに処刑されたはずのルイは目覚めるとなぜか処刑される一年前に時間が巻き戻っていた。
一度は死んでしまったものの、なんとか自分の処刑を回避しようと奔走するルイだったが、すでにその頃のルイはアーノルドが思いを寄せていたミカエル・アーギュストへと執拗な嫌がらせを行っていた。それに加えてルイはアーノルドの関心を惹こうとストーカーまがいの付き纏いも行っており、学園の中でルイの評判は最悪。もはやアーノルドやミカエルとの関係修復は不可能。断頭台は目の前。処刑へと秒読み。
そんな絶望的状況で全てがどうでも良くなったルイはそれまで被っていた公爵令息としての猫を脱ぎ捨てて、せめてありのままの自分として短い余生を生きていこうとする。
他国からの留学生であり、どこか謎めいている強面の美形であるカミル・バドゥールと親交を深めたり、そんなルイを妬む成金の成り上がり男爵家令嬢であるエイミー・ハートベルとなぜかライバルのような関係になりつつも、穏やかにルイは日々を過ごしていた。
しかし、何故かルイがミカエルへと今だに嫌がらせを行っていると噂が流れ始める。
それと同時にルイが留学生であるカミルを殺害しようとしたという噂まで流れ始めてしまった。噂が噂を呼び、ルイは徐々に悪役令息へと仕立て上げられていく。
ルイが猫を脱いだことで処刑される前とは変わってくる周囲の状況。他国からの留学生であるカミルの本当の目的とは。ルイは本当にカミルを殺そうとしていたのか。
果たしてルイは処刑されるまでにありのままの自分を受け入れてくれる友達を作ることはできるのか!?
そして、ルイは時が巻き戻った世界で再び悪役令息として処刑されてしまうのか!?
「えっ、殺されかけた!?誰が!?」
「オレ。」
「カミルが!?そんな、ひどい……いったい誰がこんなことを!」
「あんただってよ。」
「ええっ!僕がカミル殺しちゃったの?えっ、じゃあ今目の前にいる君はもしかして……ゆっゆゆっ…!」
「幽霊じゃねえよ。未遂だっての。勝手に殺すな。」
そんなことなどつゆ知らず、ルイは今日も友達作りに勤しむ。
巻き戻った世界で悪役令息はありのままの自分として生きることはできるのか。
冷たく見えるが素は天然ポワポワな受けとそんな受けに振り回されがちな溺愛攻めのお話。
※キスくらいしかしませんが、一応性描写がある話は※をつけます。※話の都合上、主人公が一度死にます。※前半はほとんど溺愛要素は無いと思います。※ちょっとした悪役が出てきますが、ざまぁの予定はありません。※この世界は男同士での婚約が当たり前な世界になっております。
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