あらすじ
数少ないクライミング部に所属し大会優勝を目指している少年『氷見蓮太郎』。
高校に入学して言われた一言に心が揺らいだ
「何のために登ってんの? 意味なんてないのに」
指が裂けても、血豆が潰れても、汗で滑っても、それでも壁に向かっている自分を冷めた目で見てしまう。
そんな中、大会で出会った一人の少女「風間凛」。
彼女の揺らぐことの無い情熱を持った目。勝利以外はいらない。その彼女の背中に、氷見は自然と惹かれていく。
彼女には''美しさ''と''意味''があった。
自分の登る理由を探す氷見の中に、ある日のひとつの問いが思い浮かぶ───
「他人に認められないとしても、自分が自分に登れたって言えるか?」