あらすじ
再会した大学時代の友人・透は鳥になっていた。飛び去ろうとする透を引き留めた優果は、やり過ごすばかりだった日々に楽しみを得る。そこへ三年ぶりに帰省した友人・志生が加わり、三人は大学時代を懐かしく思い出す。
その中で志生は、どうしたら人に戻れるのかを考えたほうがいいのではないか、と問う。すると透は、戻ることなんてできない、と答えた。
「わたしは死に際の最期の夢を見ているのだとばかり、思っているのだけど」
穏やかな冬から優しい春の始まりまで、一羽と二人で過ごす再生の話。
(4/30 七を部分的に加筆修正しました。)