あらすじ
この王国には、夜ごと行われる儀式がある。
――『就寝の儀』。
ごく一部の者だけが参加を許される、特別な時間だ。
選ばれた者は女王のお気に入りとされ、輝かしい将来が約束される。
その日、若き貴族クロヴィスは、
女王じきじきの指名によって『就寝の儀』に招かれた。
恋人もいて、仕事も順調。
誰もがうらやむ出世街道を歩んでいる男だ。
「女王陛下に認められた。今日は人生最高の日だ」
彼は胸をはり、宮殿へと足を運んだ。
だが、待っていたのは栄光ではなく断罪だった。
「陛下。今夜お話しするのは、愚か者が破滅する物語。
この男が五年前に犯した『許されざる罪』の暴露です」
最高の舞台は、一瞬にして最悪の処刑場に。
過去の罪が暴かれ、証拠がつきつけられ、
クロヴィスは地獄の『ざまぁ劇』に落ちていく――。