あらすじ
華の国の太祖は正夢をよく見る人で、まだ正夢になっていない夢の話も、これから現実になる予言として代々語り継がれていた。
現在、華の国では凶事が相次ぎ、何か大きな災いが起こる前触れではないかと人々は不安を抱いていたが、ついには皇帝の御前に奇妙きてれつな服装の人物が忽然と姿を現すという珍事まで起こった。
その者はとても神仙には見えず、災いをもたらす魔物の類かもしれないとすぐに捕らえられたが、一人の役人が慌てて皇帝に奏上した。
「その者は太祖の夢語りにある客人かもしれません」
皇帝は手渡された夢語りの書を読み上げる。
「『ある日、太祖は昼寝中に災いが起こる夢を見られた。夢の中では、遠方から来た客人と五人の皇子が災いを祓っていたそうだ。』なるほど、確かに近頃災いの予兆が見られ、私には皇子が五人いる」
かくしてその者は国を救いにきた客人と持て囃され、皇子たちとともに災いを祓う手立てを探すことに──。
これは、その客人と五人の皇子の中の一人・李玉龍の日常の一幕である。
※なお、本編は存在しませんので悪しからず (笑)。