あらすじ
大地のエネルギーライン「地脈」の流れを整えるだけの地味な能力者、『地脈師』の吉三郎。戦闘能力ゼロの彼は、勇者パーティーから「いる意味がわからない役立たず」と罵られ、無一文で追放されてしまう。
しかし、闘争を好まない吉三郎は、これを好機と念願のスローライフを送るため、誰も寄り付かない呪われた秘湯『淀みの谷』へと向かう。彼が足を踏み入れた瞬間、その規格外の“調律”能力が発動! 長年穢れ続けていた『呪いの湯』は、心身のあらゆる“淀み”を洗い流す伝説の『神の湯』へと生まれ変わった!
浄化と共に目覚めた水の精霊ルナを女将に迎え、温泉宿『白狐の湯』を開業した吉三郎。呪われた武器のせいで不調なドワーフ、魔力が暴走するエルフなど、訳アリな客を癒やす穏やかな日々が始まる。
その頃、絶対的な“調律師”を失った元パーティーは、原因不明の呪いで心身共にボロボロになっていた……。
追放から始まる、極上の癒やしと爽快なざまぁが待つ、温泉宿経営ファンタジー、ここに開店!